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三河内の梅林寺

梅林寺(ばいりんじ) 
室町時代に覚陰真如和尚によって創建された臨済宗の寺院。
御釈迦さんが御本尊だそうです。
寺宝の銅鐸は、国の重要文化財となっており、比丘尼山頂から二つ出土しました。高さ107cmの立派なもので、表面は袈裟だすきが刻まれている。弥生時代後期の作。
住所:京都府与謝野町三河内2078
山号:臨川山 宗派:臨済宗妙心寺派
開山:覚隠真如 
開創:1570年 
本尊:釈迦牟尼
山門:町指定文化財 1793年
http://www.geocities.jp/k_saito_site/doc/migoti.html
梅林寺蔵銅鐸《与謝郡誌》
 三河内村の梅ヶ枝の背後幾地、岩屋両村地界なる通称比丘尼城より発見せしものにて大さに於は本邦有数の鐸なり。丹哥府志に古代の宝鐸と題し次の如く云へり。
 文化年中寺の後山より古銅器を掘出せり其状釣鐘の如くにして釣鐘にあらずまづ宝鐸の類なり。大小二つ相重り高サ三尺五寸径一尺五寸其厚僅に一分上に龍頭あり其左右に穴各二つ其半服の下にも左右に穴各々二つあり金の性は所謂唐金なり其廻今緑青を塗るに似たり地紋は日本の模様と見えす「下略」
此の鐸に就ては本府の調査報告左の如く載せたり。
       三河内村梅林寺ノ銅鐸
 梅林寺ノ銅鐸ハ同村ノ中比丘尼城ト云へル地ヨリ出土シタリト伝へ形状図版ニ示ス如ク銅部底長径一尺三寸二分同高二尺四寸鈕高一尺一寸二分アリ大形銅鐸中ノ代表的ノ形ヲ取リ文様ハ袈裟襷ノ系統ニシテ主ナル分子ハ格子目紋ト複合鋸歯紋ノ二者ナリ而シテ両側ノ鰭ニ又三個ノ小耳アリ鈕ニハ同シク大形ノ渦紋状ノ耳ヲ附ス鋳造頗ル精巧ニシテ形式整ヒ全体ノ形状ニ於イテ紀伊国日高郡雨請山近江野洲都大岩谷伊賀国名賀郡湯舟等ニ出土セル鐸ト酷似セリ。
此ノ鐸寺伝ニ依るルニ古ク徳川時代ノ中頃三河内村ト岩屋村ノ堺ノ山腹ニシテ寺ノ乾ニ当ル上記比丘尼城ト云フ地ヨリ出土セル二個ノ一ナリ埋没ノ状態ニ就イテハ一日村童四五ソノ地ニ遊ビ山腹ノ傾斜面ヲ下レル際偶然鐸ノ一部ヲ見出シ土人梅谷治助ナルモノ掘リ獲テ寺ニ納メタルガ内一ハ破損アリ文化年間同寺楚鐘鋳造ノ時鋳漬シナ今存スルモノ他ノ一ナリト云フコレニ就イテ同寺所蔵ノ文化五年辰三月ノ「鐘鋳記録帳」ヲ験スルニ内ニ此ノ銅鐸ニ関シ次ノ二記事アリ。
 (一) 比のかね当山の乾にあって比丘尼城といへる城跡有嶮岨峨々として松柏枝を交へずそのかみ延享年中大雨降続所々山崩多し此物彼山之辺りに漸嶺貳三寸斗兀山に顕れり樵父業のひまに彼地に至りあやしみ是を掘出せば異形変物也早速御地頭青山公に御入覧に入れ所一家中受に号る者那し其後江戸表に遣し諸家に見せしむれ共一つ以て実号なし斯ろ稀代之物掘出せしは其村はんねひなる端ならん速に梅林寺納宝物と致すべしと御下知を蒙り夫より六十余年の間永く宝蔵に納置今鐘鋳参詣の衆生へ開扉致所是に名付る人あらば竊に聞かまほししと。
 (二)(前略)然る所四十八年以前宝暦十辰之九月廿七日之昼八ッ時壹寺焼失仕候其節右之鐘茂焼落申候就夫焼鐘を用候ば村方不繁昌之由申伝侯得共共鳴昔格別不劣候義に御座候此儀如何事哉先年比丘尼城與(銅鐸ノ図アリ略)如此之カネ二ッ掘出シ壹ツハ当寺什物ニ罷在候壹ツハ掘出シ申候節余程損シ致出来候ニ付打割鋳鐘ハ入申侯義ニ御座候其故歟響能候様言伝由候(下略)
 前峰ノ記事ニ依レバ鐸ノ発見年次延享中ニシテ発掘ノ状態ハ稍寺伝ト異リ本寺ノ所蔵ニ帰セル経過ヲ明記セリ耐シテコレニハ同時二二口ノ発見ヲ云ハズ後者ハ之ニ対シテ寺伝ノ如ク発掘ノ二口ナルヲ記シ内一口ハ破損ノ爲鋳鐘ニ際シ加へタリトアリ云々(梅原末治氏)
之れが駿見の年月に就いては宮津日記下の春に矢ノ記の記事を引きて左の如く云へり。
 同十七年子四月九日三河内村端郷梅カヘト申所ノ岩屋ノ城山ニテ釣鐘ノ様ナル物二ツ掘出シ御城へ上ル長サ四尺斗リ廻リ三尺五寸斗カラカネ鋳物ニテ模様珠ノ外美敷物也当時鋳物師等中々可致事難成旨申上ル其形何トモ名ヲ付候者アラズ。

 同十七年とは享保十七年のことなり梅ヶ枝と岩屋村と幾地村とに跨がる山を比丘尼城と云ひつゝあれば斯ら関係上岩屋の城山など云へるなるべし。鐸の内部に梅枝、治郎と墨書す恐らく発見当時の筆記ならん。
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Author:南方系海人
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古代丹後には王国があり、近年の調査で少しずつ証明されつつあります。
また丹後には、素晴らしい自然と伝説が沢山あります。
7000以上もの古墳、遺跡、史跡を自分で歩き、古代からつづくロマン街道や、元伊勢、神社、古墳、山城を旅する記録です。元伊勢伝承地は全て廻ります。
郷土のコアな伝説は、現地に何度でも行って調査します。
私は歴史家でも考古学者でもありませんが、郷土を愛し、歴史を知りたくて開設しました。
ホームページでは無く、あくまでもブログです。
間違えた認識もあるかと思います。
自分が調査した事を纏め、日記帳として利用しています。

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